こんにちはおこたです。
この記事では「瞬間英作文のやり方」について解説していきたいと思います。
本記事の対象者は「スピーキング完全初心者」です。
すでに「英語がけっこう話せるよ~」といった方についてはスミマセン。
これ以上読んでも価値はないと思います。
しかしスピーキングが全然できない人には悩みがあるはず。
ちょっと前の僕もそうでした。例えば、下記のとおり。
「読んだり聞いたりすることはできるのに、話すことになるとさっぱり。
中1レベルの簡単な文さえパッと出てこない。
みんなどうやって練習したんだ、、??
英語をスラスラ話すなんて無理なんじゃないのか、、」
こういった悩みを持つ方に向けて書いています。
大切なのは「話せる英語」と「知ってる英語」には大きなギャップがあるということ。
そのギャップを埋めるのに役立つのが「瞬間英作文」になります。
瞬間英作文でトレーニングすることで英語が口から出てくるようになりますよ。
本記事の内容
- 瞬間英作文とは何か
- 瞬間英作文の具体的な5つのやり方
- 瞬間英作文をするときの注意点5つ
- 瞬間英作文を練習できる参考書
瞬間英作文のやり方:瞬間英作文ってそもそも何??

瞬間英作文とは何か
瞬間英作文とは「日本語を見てそれを英語で話す」トレーニングです。
簡単に言うと、英作文の口頭バージョンですね。
実際やってみるのが1番分かりやすいと思います。
例えば、次の日本語をすぐに英語に直してみてください。
駅に着いたらあなたに電話しますね。
作れましたか、、??
正解はこちら
I’ll call you when I get to the station.
どうでしょうか。
正解を見たら簡単なのに、実際話すのは難しかったのではないでしょうか。
このように、トレーニングをしていなければ簡単な英文でさえ口からは出てこないのです。
「話せる英語」というのは「知ってる英語」のほんの一部です。
瞬間英作文はこの「話せる英語」を増やすためのトレーニングになります。
ちなみにこの瞬間英作文というのは英語のプロである通訳の人たちも行っています。
なので、やれば効果が確実に期待できるトレーニング法だと言えます。
瞬間英作文の目的
瞬間英作文の目的は主に2つです。
- 英語を話すのに慣れること
- スラスラ話せる英文パターンを作ること
①:英語を話すのに慣れること
瞬間英作文でトレーニングすることで、英語を話すのに慣れることができます。
自分の経験上、この「慣れる」というのは英語を話す上で非常に重要だと感じています。
なぜなら、最初は英語を話そうと思ってもまず口が動かないからです。
先ほどの問題で感じられたのではないでしょうか。
頭では分かっていても、それを口に出すのはまた別問題です。
②:スラスラ話せる英文パターンを作ること
瞬間英作文をたくさん行うことで、スラスラ話せる英文パターンが蓄積されていきます。
例えば、先ほどの例文。
I’ll call you when I get to the station.
これがスラスラ作れるようになれば、これと同じパターンの
I moved to Tokyo when I was thirty.
や
I can’t sleep when it’s hot.
みたいな英文も話せるようになってきます。
瞬間英作文でできるようになること
瞬間英作文でできるようになることは主に次の3つです。
- 口から英語がでるようになる
- リーディングで英文を前から順に理解するのが楽になる
- リスニング力が上がる
①の英語が口から出るようになるというのは、ここまで読んでくださればなんとなく分かると思います。
たぶん意外なのが②と③ですよね。
これは自分の経験上明らかに効果がありました。
それは、瞬間英作文によって「自力で前から英語を組み立てる」トレーニングをしていたからだと思います。
この辺については長くなるので別記事にまとめました。
瞬間英作文は意味がない!?【いえいえ自分には効果抜群でした】
瞬間英作文のやり方:具体的な手順を解説するよ

瞬間英作文のやり方を見ていきます。手順は以下のとおり。
- 日本語を見てすぐに英語に直す
- 英文を見て答え合わせ
- 英文を見ながら何回か音読
- 英文を見ずにもう1度英作文
- 1ページ終わったら上からもう1度英作文
1つずつ解説します。
①:日本語を見てすぐに英語に直す
大事なのは以下2点です。
- じっくり考えこまない
- 必ず声に出す
ゆっくり考えては意味がありません。
瞬間英作文で大事なのは速さです。
日本語を見たらすぐに言いましょう。
それと必ず声に出してください。
頭の中で思い浮かべるのと、実際に口に出すのとでは全然ちがいます。
②:英文を見て答え合わせ
次に英文を見て答え合わせをします。
このとき、必ずしも模範解答通りじゃなくてもOKです。
意味が合っていれば良しとしましょう。
③:英文を見ながら何回か音読
何回か音読することで口が回るようになってきます。
目安としては5~10回ほど読むのがいいかと。
さらに、実際に使う場面をイメージしながら読むとより効果的です。
④:英文を見ずにもう1度英作文
顔を上げてもう1度何も見ないで瞬間英作文します。
こうすることで、自分の力で英語を話す感覚が少しずつ身につきます。
この感覚を大事にして次の文以降もやっていくのがいいかと思います。
⑤:1ページ終わったら上からもう1度英作文
最後に仕上げです。
1ページ分終わったらもう1度、ページの最初に戻って英作文します。
まだまだ上手くできないところがあるかもですが、大丈夫です。
確実に力はついています。
あとは同じ教材を何周もくり返しやり込みましょう。
瞬間英作文のやり方:5つの注意点

最後に瞬間英作文を行うときの注意点を5つご紹介します。
注意点は以下のとおりです。
- 簡単すぎるものから始める
- 量をこなす
- 日本語を見たらすぐに言う
- 暗記しようとしない
- 細かいニュアンスの違いは気にしない
1つずつ解説しますね。
①:簡単すぎるものから始める
必ず簡単すぎるものから始めてください。
ばかばかしいぐらい簡単なものからでOKです。
例えば
- I like this song.
- I play the piano.
- I’m hungry.
- You’re very kind.
こんな感じのレベルからがちょうどいいかと。
「いくらなんでも簡単すぎでは、、」と思ったかもしれませんが
本当に「知ってる英語」と「話せる英語」は別物です。
実際やってみると、このぐらいのレベルでも「あれっ、、」となると思います。
最初は思いっきりレベルを下げましょう。
②:量をこなす
瞬間英作文は、ある程度量をこなさないと効果が感じられません。
自分の場合は5000文を超えたあたりから、少しずつ英語が口から出るようになってきました。
瞬間英作文の教材1冊を5周ぐらいすると5000近くの量になると思います。
きちんと効果を実感できたのは9000文あたりからです。
詳しくは瞬間英作文の効果が出るまでの期間はどれぐらい?【実体験からお話しします】の記事を参考にしてください。
③:日本語を見たらすぐに言う
さっきも少し言いましたが、「瞬間」英作文なのでスピードが命です。
「えーと、彼だからHeで~」などと考えてはいけません。
パッと言えるようになったら合格です。
④:暗記しようとしない
暗記するのはNGです。
大事なのは自分の力で前から順に英文を組み立てることだからです。
暗記してしまっては本来の目的とずれてしまいます。
ただ、教材を何周もすると覚えてきてしまうと思うので、その場合はいったん時間を空けるのがいいと思います。
⑤:細かいニュアンスの違いは気にしない
瞬間英作文では細かいニュアンスの違いは気にしなくてもOKです。
例えば
- have to と must
- meet と see
- high と tall
の違いなどなど。
こういうのを気にするのは、英語が口から出るようになってからで大丈夫です。
先に気にしてしまうと、そのせいで余計に話せなくなってしまいます。
とりあえずは、どんどん話すことに重点を置いてみてください。
瞬間英作文を練習できるおすすめ教材3選
今までいろいろ試してきましたが、おすすめの教材は以下のとおりです。
- NOBU式トレーニング
- 毎日の英文法
- どんどん話すための瞬間英作文トレーニング
1つずつ解説します。
①:NOBU式トレーニング
1冊目は「NOBU式トレーニング」です。
この本の特徴は
- インプットからアウトプットの流れにより英語を話す土台ができる
- そのまま使えそうな例文が多い
- ネイティブの感覚をつかめる工夫が散りばめられている
詳しくは以下の記事にまとめました。
【評判】NOBU式トレーニング【瞬間英作文の1冊目に選べば失敗しません】
②:毎日の英文法
2冊目は「毎日の英文法」です。
この本の特徴は
- 自然な例文が多い
- 1文あたりの語数がちょうどいい
- 1ページあたりの例文数がちょうどいい
詳しくは以下の記事にまとめました。
毎日の英文法の評判や使い方【音読や瞬間英作文に最強です!】
③:どんどん話すための瞬間英作文トレーニング
3冊目は「どんどん話すための瞬間英作文トレーニング」です。
この本の特徴は
- とにかく例文数が多いのでたくさん練習できる
詳しくは以下の記事にまとめました。
レビュー記事を貼る予定です。
瞬間英作文のやり方のまとめ:瞬間英作文がある程度できるようになったら

瞬間英作文は自分のスピーキングに革命を起こしたトレーニングです。
スピーキングになると全くダメダメな自分でしたが、今は英語がある程度口から出てくるようになりました。
ペラペラというわけではありませんが、以前に比べれば段違いです。
それは1番最初に瞬間英作文をやり込んだおかげです。
スピーキングに悩みがある人はきっと役立つと思います。
また、英語がある程度口から出るようになってきたら、英語で独り言をしてみるのも有効です。
英語で独り言!?やり方を徹底解説します!【スピーキングに効果抜群です】