「瞬間英作文をやってみたいけど、どの教材を使えばいいんだろう??」
「いろいろ種類がありすぎてどれを選べばいいのか分からない」
こんな方におすすめなのが「NOBU式トレーニング」です。
この教材はとにかく例文が分かりやすく、構成もシンプルなので瞬間英作文の1冊目に向いています。
自分は2冊目にこの本を使いましたが、正直1冊目に選んでおけば良かったと後悔しています。。
これから本格的に瞬間英作文をやっていく人は、まずはこれを選んでおけば後悔しないはず。
本記事の内容
- NOBU式トレーニングってどんな教材??
- NOBU式トレーニングのメリット・デメリット
- NOBU式トレーニングの評判と自分の感想
- NOBU式トレーニングの効果的な使い方
- NOBU式トレーニングの次にするべきこと
NOBU式トレーニングってどんな教材??

まずは以下の情報について見ていきます。
- NOBU式トレーニングを書いてる人
- NOBU式トレーニングのコンセプト
- NOBU式トレーニングのレベルとおすすめな人
①:NOBU式トレーニングを書いてる人
この本を書いてるのは山田暢彦先生です。
日本人かと思いきや、実はアメリカで生まれ18歳まで住んでいたというネイティブです。
なので、日本人が英語を苦手とする気持ちも、英語を話す人のニュアンスもよく理解されている方です。
これらのことがこの教材にはよく表れています。
②:NOBU式トレーニングのコンセプト
本書の最大のコンセプトは「インプットによってアウトプットが伸びる」です。
少し本書の前書きを引用します。
“効果的な練習方法は「まずインプットすること」です。
身につけたい英語をたっぷりインプットして脳内に馴染ませてから、アウトプットで使う練習を行う。
本書では、インプット→アウトプットという語学習得の自然な手順を踏むことで、質の高いトレーニングを気持ちよく行うことができます。
これは実際にやってみて本当にその通りだなと。
スピーキング初心者の人は、入れるものを入れないと何も口から出てこないです。
「ないものは出ない」のです。
本書ではこのコンセプトを大事にしています。
まずインプットのページがあって、次にそれをアウトプットするページが用意されています。
③:NOBU式トレーニングのレベルとおすすめな人
例文はすべて中学レベルのものです。
しかも中1レベルから順に並んでいるので、瞬間英作文を初めてやる人に向いています。
「中1レベルなんてやりたくない!」と思うかもですが
中1レベルだと思って舐めない方がいいです。
「読んで分かる」のと「話せる」のは全くの別物ですからね。
瞬間英作文で大事なのは「簡単な英文を大量にこなすこと」です。
NOBU式トレーニングのメリット
NOBU式トレーニングのメリットは以下のとおり。
- インプット→アウトプットの流れが分かりやすい
- ネイティブの感覚を大事にしている
- 日本人が苦手とする分野にフォーカスしている
- 自然な例文
- CDと筆者の生講義つき
1つずつ解説します。
①:インプット→アウトプットの流れが分かりやすい
NOBU式トレーニングはすべて
- インプットのページと
- アウトプットのページ
に分かれています。
例えばこんな感じです。
インプットのページ↓
まずはこのインプットのページで、瞬間英作文をしつつ例文をインプットします。
続いてアウトプットのページ↓

このアウトプットのページは、インプットのページの単語を少し入れ替えた内容になっています。
これにより
「英語をきちんと理解してから」
「自ら話して定着させること」ができます
実際にやってみて、自分もこの流れは理にかなってるなと感じました。
先に土台となるものを覚えてしまい(インプット)、あとは状況に応じて単語を入れ替えて話す(アウトプット)。
結局スピーキングはこの流れが1番定着します。
自分も今話せる英文というのは、この本でインプットした部分が大きいです。
②:ネイティブの感覚を大事にしている
NOBU式トレーニングでは、ネイティブの感覚を大事にしています。
例えば、「英語を英語の語順通り」に理解できるよう解説や和訳に工夫が見られます。
これは実際に見てもらう方が分かりやすいかと。

右ページの日本語を見ると、英語の語順で日本語が並んでいますよね。
これに従って話すことで、英語を前から順に組み立てる感覚を身につけることができます。
最終的には、自力で英文を前から作ることが楽になりますよ(=話せるようになる)。
③:日本人が苦手とする分野にフォーカスしている
NOBU式トレーニングは日本人が苦手とする分野に特にフォーカスしています。
それは文の後半部分です。
本書の前書きを少し引用します。
日本人の英会話には、共通する課題があります。
それは、「最初の2~3語(主語+動詞)は言えるけど、そのあとがスムーズに続かない」ということです。
情報量が少し増えて長めの文になると、途端に言葉が詰まってしまう、、、。
そんなことが、皆さんにもありませんか?
これを見たとき「まさに自分のことだ!!」と思いました。
ほんとにそうなんですよね。。
出だしだけ好調で後が全然出てこない。。
後半むずかしい。。
この本では、みんなが苦手とする文の後半部分に注目し、ここを重点的にトレーニングできます。
これにより「情報を後ろにつけ足していく」という感覚を身につけることができました(=だんだん長い英文が話せるようになってきた)。
④:自然な例文
本書の例文は自然なものが多く、日常でそのまま使えそうなものばかりです。
例えば

また、日本語と英語が一致しやすい例文が多いです。
瞬間英作文の教材にありがちな「この日本語からこの英語!?」
みたいなものがほとんどありません。
解答がすごくこなれた英語になっていると、全然日本語と合わず
「ムキー!」ってなっちゃうんですよね。。
本書はほぼそういうことがないです。
なので、ストレスなく進めることができます。
⑤:CDと筆者の生講義つき
CDは
- インプットのページ
- アウトプットのページ
両方収録されています。
特にアウトプットのページでは「日→英」の順なので、音声から瞬間英作文をすることが可能。
これがなかなか便利でして、車の中や家事の時間を瞬間英作文の時間に変えることができます。
自分は出勤中の車の中で、毎日このCDを使って瞬間英作文していました。
忙しい社会人にとってはこういう毎日の積み重ねが大きいと思います。
また、動画で筆者自身から直接トレーニング方法を聞くこともできます。
NOBU先生の生講義動画
www.ibcpub.co.jp/nobu/
NOBU式トレーニングのデメリット

NOBU式トレーニングの唯一のデメリットは
「疑問文や否定文の練習があまりできないこと」です。
あることはあるのですが、数としては少ないです。
なので、この2つについては2冊目に別の教材で補った方がいいかもしれません。
最後に候補をまとめて載せておきます。
NOBU式トレーニングの評判と自分の感想

NOBU式トレーニングの評判と自分の感想を紹介します。
NOBU式トレーニングの良い評判
NOBU式トレーニングの良くない評判
NOBU式トレーニングを使ってみた自分の感想
とにかくコンセプトがはっきりしているので、やることが分かりやすく継続しやすいです。
「インプットをたっぷりしてからアウトプット」という流れは、本当に英語を話す土台になると感じることができました。
この本の例文をひたすら「瞬間英作文→音読」することで世界が変わります。
ちょっと前の自分のように全く英語が話せない(口から出てきもしない)という人は、騙されたと思ってこの本の例文をやり込んでみてください。
「もしかして話せるようになるかも!」という期待が持てるはずです。
NOBU式トレーニングの効果的な使い方
この教材の効果的な使い方については以下のとおり。
- インプットのページの文法の解説を読む
- インプットのページの日本語を見て瞬間英作文
- 答え合わせをして英文を見ながら5回以上音読
- もう1度日本語を見て瞬間英作文
- アウトプットのページも同様に①~④を繰り返す
なお、瞬間英作文自体についての詳しいやり方や注意点は長くなるので、別記事にまとめました。
瞬間英作文のやり方を徹底解説!【スピーキングに革命を起こしたトレーニングです】
NOBU式トレーニングの次にするべきこと

NOBU式トレーニングが終わって次にするべき候補を3つご紹介します。
- NOBU式トレーニング コンプリートコース
- 毎日の英文法
- 独り言英語
1つずつ解説します。
①:NOBU式トレーニング コンプリートコース
NOBU式トレーニングの続編のような位置づけです。
ちがうところは以下の2点です。
- 疑問文が充実している
- 現在完了形など本書にはない項目が入ってる
全体的にボリュームが多くなっていて、中学英語すべての範囲が網羅されています。
本書が190ページであるのに対して、コンプリートコースは300ページあります。
インプット→アウトプットの流れをコンセプトにしているのは同じです。
②:毎日の英文法
こちらも瞬間英作文にぴったりの本です。
この本の特徴は
- 採用されている例文の質が高い
- 瞬間英作文をしたり暗唱するのに語数や例文の本数がちょうどいい
この本もネイティブが書いていますので、例文の質という点では申し分ないかと。
NOBU式トレーニングよりも全体的に少しレベルが高いので、2,3冊目にちょうどいいと思います。
毎日の英文法についてもっと知りたい方はこちらの記事を参考にしてください。
毎日の英文法のレビュー記事を貼る予定です。
③:独り言英語
3つ目は教材ではなく、スピーキングのトレーニング方法です。
NOBU式トレーニングをやり込んだ後なら、少しは英語が出るようになっていると思うので、英語で独り言をします。
独り言なのでいつでもどこでもできるのがメリットです。
詳しくはこちらの記事にまとめました。
英語で独り言!?やり方を徹底解説します!【スピーキングに効果抜群です】
NOBU式トレーニングのまとめ

以上「NOBU式トレーニング」について解説してきました。
この教材は「スピーキングを今までやったことがないよ」という人でも挫折しにくいです。
まずは挫折せずに続けることが重要なので、その点ポイントが高いと思います。
継続さえできれば、話せる感覚が掴めてきますしね。
自分もまだまだ自信をもって話せるというわけではありませんが、それでも英語が口から出るようになったのは瞬間英作文をやり続けたおかげです。
ぜひあなたもまずは1冊やり込んでみてください。きっとそれだけでも世界が変わるはずです。